猫のチャームポイントランキングでもTOP3に入るであろう「ひげ」。ひげがなかったら猫の可愛さは98点→78点に下がるそうです(管理人独自調べ)
ひげの根元のぷにぷにしてる部分「ω」これって「ヒゲ袋、ウィスカーパッド」っていう名称があるって知ってました?そんな猫のひげですが、昔から「ヒゲを切ってはいけない」と言われてきましたよね?それってなぜだかご存じですか?
猫のひげはとっても大事な部分!切るなんてダメです!
実は猫にとってヒゲはなくてはならない大事な部分。決して可愛さアピールのタメの道具なんかではないんですよ。
猫のひげが生えているのは4カ所
猫のヒゲがどこにどれだけ生えているか正確にわかりますか?「ω」の横だけではないんですよ。ヒゲの生えている場所は
・目の上
・「ω」の横
・あごの下
・ほっぺた
と4カ所あります。
猫のヒゲは超大事な部分!その役割はたくさん
そしてそのどれもが大事な部分。猫のヒゲにはどんな役割があるのでしょう?
隙間を通るときの判断に
猫は狭いところをや何かの下、暗がりをよく通ります。そしてその隙間が通れるかどうかの判断としてヒゲを活用しているんですね。車でいう車幅灯みたいなものでしょうか。
例えば土管の中を通る際、人間なら自然と手を横にあてて空間を確かめますよね。猫は手を広げて歩くわけにいきませんから、ヒゲで幅をはかるのです。そのためにあごの下にまでヒゲを生やし、顔の周りをフォローする必要があります。
バランス感覚の役割も
もう1つの重要な役割として、猫はヒゲで平衡感覚を保ちます。もしも間違ってヒゲを切ったりしてしまうと、猫はまっすぐ歩くこともできなくなってしまうんです。
目も守ってる
人間であれば、目に何かが飛んできたとき、それを視界にいれることで認識して目を閉じます。
猫の場合、目の上のヒゲ(部分的にまゆ毛だけど)に何かが触れた際に自動的に目が閉じるようになっています。まゆ毛とまぶたの神経が直接つながっているためにこうしたことが出来るんですね。大きな目を守るためにこうなったのでしょうか?
もともと猫のヒゲは狩りに必要なツール
本来、ネコは夜行性の動物であることはご存じでしょう。ネコのひげは暗がりの中で狩りが行えるように進化したものと考えられます。
隙間や空間の認識・バランス感覚→早いスピードで獲物を追いかけるために、暗くても瞬時に自分の周りの空間を認識して、障害物をよける
目と直結したまゆ毛→暗がりで走っているときや、獲物とバトルになったときに目を守れるため。
ひげが抜けていることがあるけど大丈夫?
私も自宅にいるときに「なんだこれ?」と愛猫のヒゲを見つけて大慌てでしたが、安心してください!生えてきますよ!(とにかく明るい人)
ネコのヒゲは定期的に生え換わるので、1本程度なら自然なことです。ですが、あまりにも頻繁に抜けたり、いっぺんに抜けている場合は深刻な病気の可能性があります。獣医さんに連れて行くべきでしょう。
ちなみに、ネコのヒゲをお財布に入れておくと金運がUPするそうですよ♪
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もしも間違って切ってしまった場合は?
なかなか間違って切ることはないと思いますが、トリミングなどをしていてもしもネコのヒゲを切ってしまうと大変なことになりますよ。
運動感覚を失う
平衡感覚や空間の認識ができなくなってしまい、本来の運動能力が失われます。
すねる
すねるという言い方よりはもっと深刻ですね。まともに行動ができなくなるので、部屋の隅などでじっと動かなくなってしまいます。最悪の場合、ストレスで死んでしまうこともあります。
切ってしまった時は
万が一ネコのひげを切ってしまったときは、もう生えてくるのを待つ以外に方法はないでしょう。おおよそですが、根元の方からばっさり切ったとしても2~3ヶ月ほどで元通りに生えそろいます。その間、猫ちゃんにとって大きなストレスとなってしまうので絶対に、間違っても切らないように注意しましょう。
猫にとってヒゲは非常に大事な体の一部。人間の両手のようなものです。間違っても切らないように、ましておもしろ半分に切ったりすることは絶対にしないでくださいね!