さとみさん。ホットカーペット買ってきたよ。
そんな堕落した人間の道具使うわけないじゃない。野生なめんな(゚Д゚)
暖かいのに…
それに、猫にとって暖房器具は危ないから。知らないのバッカじゃないのハーゲ。
そうなの?!知らなかった(´・ω・`)
全く…
!!(゚Д゚)(カーペットの一部みたいになってる…)
暖房器具が猫の低温やけどの原因に?!
私たち猫はとっても寒がりな動物。
猫は砂漠生まれ砂漠育ち、もふもふのヤツは大体友達だからね。
冬になると、ホットカーペットやこたつ…ぬくもりを求めてうろうろ。
長時間同じ場所にいるから、心配になる飼い主さんも多いんじゃない?
その心配は当たっていて、暖房器具は低温やけどになる危険があるよ。
猫に限らず、人間だってそうでしょ?
低温やけどとは
火に触る、熱々のヤカンを持つ。
高温でするのが普通のやけどでしょ?
低温やけどは、普通に考えたらやけどしないような温度でのやけど。
ホットカーペットやこたつみたいなほんのり暖かい温度に長時間触れてることで、じわじわ細胞が破壊されてくやけどの事。
人間でも気が付かないうちになっている事があるんだよ。
人間の場合だと、軽度のうちに「あつっ」ってなって気が付く事が多いから、寝たきりとかじゃない限りはそんなに心配することじゃないけど。
猫は低温やけどになりやすい
でも、猫は低温火傷でも重症化する事が多いんだよね。
獣医さんの所には、普通の火傷より低温やけどで運ばれてくる仲間の方が多いんだって。
1・低温やけどに気が付かない
猫は人間より毛深い生き物。
服を着なくても寒さには多少強く出来てるんだけど、そのせいで低温やけどに気が付かないんだよね。
2・動かない
私たちって、そんな頻繁に寝返りしないでしょ?
同じ場所に熱があたり続けるから良くない。
猫の低温やけどはお腹付近に多くて、これは猫が「おなかポカポカ」な状態が好きだから。
3・気が付いても止めない
普通の火傷なら、「火にゃ。危ないにゃ。」ってわかるんだけど、低温やけどだとそうはいかない。
皮膚に異常があって、痛いって感じても、=こたつやホットカーペットのせいっていうのはわからない。
「熱っ!」ってならないからね。
それどころか、体調の悪くなった猫はますますこたつに籠って出てこなくなったりしちゃう。
飼い主さんが気を付けてあげてね。
低温やけどの症状
気を付けてって言っても、低温火傷になったらどうなるの?(カチッ)
さらっとホットカーペット消すなカス(# ゜Д゜)
火傷の段階
低温やけども普通の火傷も症状は同じ。
Ⅰ度・Ⅱ-a・Ⅱ-b・Ⅲ度の4段階に分かれてるよ。
さすがにⅢ度まで行くのは稀だけど、ないことじゃない。
Ⅱ-bくらいだったら、むしろよくあること。
っていうか、そこまで行ってから飼い主さんが気付くっていうケースが多いんだろうね。
Ⅰ度
軽度の火傷。
皮膚の表面が赤くなってジンジンする。
飼い主さんが気付くのはほぼムリかも。
Ⅱ-a
皮膚の上半分くらい。
痛くなってちょっと水ぶくれができたりするよ。
人間の日常生活では、このくらいの火傷が一番多いかな?
Ⅱ-b
皮膚の下半分まで到達しちゃってる。
水ぶくれはもちろん、ケロイド状になっちゃって、治るまで1ヶ月くらいかかっちゃう。
Ⅲ度
皮膚を越えて火傷しちゃってる状態。
こうなると皮膚の再生はもう期待できなくて、壊死しちゃってる。
猫の様子・火傷チェック
ぱっと見で発見するのは難しいかな。
- 同じ場所を気にしている
- 舐めている
- 触られるのを嫌がる
- 長時間こたつやホットカーペットに当たっていた等の心当たりがある
痛くても隠そうとするのが猫だからね。
少しでも「ん?」って思ったら毛を掻き分けてチェックしてあげてね。
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低温やけどを見つけた際の処置
もしも火傷が発覚したら、応急措置としては「冷やす」に限るかな。
こんな冷やし方は逆効果!
ただ適当に冷やすのはダメだよ。
人間の火傷でも同じことが言えるから、気を付けてね。
長時間冷やす
以前は「30分くらい冷やすと良い」って話だったみたいだけど、それだと皮膚がふやけたり、体そのものが冷えちゃうから、5分くらい。
シャワーや大量の流水でザーッと冷やしてあげるようにしてね。
氷や氷水を使う
極端に冷やすのはNG。
かえって皮膚が傷ついちゃうから、余計痛くなったりするよ。
確かに、冷やしすぎて痛くなったことあるかも。
それでそんなにハゲちまったのか(´・ω・`)
応急措置をしたら病院に連れて行く
見るからに大したことなければ自然に治癒するけど、飼い主さんが気付くのは火傷が進行してからが多い。
適切な処置をしないといつまで経っても治らなかったりするから、病院に連れていってあげるのがベスト。
患部を舐めたりしないよう、ラップを巻いたり、エリザベスカラーをつけてあげると良いよ。
ほら、頭出せ。ラップ巻いてやるから。
火傷はしてないです…( ;∀;)
低温やけどの予防
気を付けたい暖房器具は
- こたつ
- ホットカーペット
- ホッカイロ
- 湯たんぽ
かな。
ホッカイロや湯たんぽは、毛布の下に入れたりタオルにくるんだりして、私たち猫が直接触ったりすることのないように!
こたつやホットカーペットは「温度を低く設定する」事が大事。
低温やけどは、45度くらいで起こりやすい。
人間用のホットカーペットとかは、強にすると丁度このくらいの温度になっちゃうんだよね。
一番安心なのは遠赤外線
大人気の遠赤外線こたつだよ。
遠赤外線は血液を暖めるから、低温やけどすることはほぼないよ。
猫も嫌がったりしないし、なんなら飼い主さんも一緒にポカポカできる(ウソ)
ポチっと…
どうしてスッと買うの…( ;∀;)
飼い主より
低温火傷もそうですが、こたつにおいては中で酸欠になることもあるそうです。
冬場の動物病院には、意外なほど火傷した猫ちゃんが来るらしく、いかに危険で、いかに飼い主さんが気付きずらいかわかりますね。
幸い我が家ではこたつやホットカーペットをそんなに好みません。
中には1日中ぬくぬくしているコもいるそうで、気を付けたいところですね。
後日
おい!ホットカーペットがついてないぞ。
消しといたよ(´・ω・`)
なっ…
さとみ毛布メインだし、火傷しちゃうと危ないからね。ヒーターあるんだからそれに当たりなよ(・∀・)ニヤニヤ
・・・
(バシャアァ)
ちょ!それ灯油((((;゚Д゚)))
(シュボッ)ボオォォォ…
わー!( ;∀;)
ポカポカにゃ。