人間と同じように、およそすべての動物には「体内時計」があります。
時計を読むことのできない動物でもこの体内時計のおかげて毎日決まった時間に決まった行動を繰り返すようにできているのですが、この体内時計、私たち人間よりも猫の方が優秀なんじゃないか?と思うことがあります。
起きろ!飯出せにゃ!
私はもともと寝起きが悪いです。
それは嫁さんも同じで、夫婦ともども寝坊して大慌て、なんてこともよくあったんですけど、現在の愛猫さとみが我が家に来てからはそんな事はなくなりました。
毎朝5時40分。前後はあれどせいぜい5分か10分程度で私を起こしに来て、布団の中でまごまごやってようものなら、巨体を使ったジャンピングボディープレスをお見舞いされます。
まあおかげさまで会社に遅刻することもなく、朝はゆっくり朝食をとる時間まであります。
ちなみに私を起こした当の本人は、朝ご飯を出してあげて、私がトイレの掃除をしたのを確認したら、一仕事終わったと言わんばかりに安らかに眠っています。
私が「いってくるよ」と声をかけても無視。見送りなんてしてくれません(笑)
いいんです。めげません。だって起きないと降ってくるし。
ちなみになぜか嫁さんは起こそうとしません。
帰りが近づけばそわそわ
これも不思議。私が帰ってくる時間になると、嫁さんいわく「玄関の周りをうろうろして、たまに鳴いたり」しているんだそう。
確かに私が休みだとしても帰ってきた時間と同じにご飯を出すようにはしている。
あれ?「時間に正確」じゃなくて「ご飯の時間に正確」なんじゃ・・・
さて、前置きが長くなってしまいましたが、猫はどうしてこんなにも時間に正確なんでしょうか?
猫は単独行動する動物だから?
猫は今も昔も自分で狩りをして、縄張りを守る、「単独行動する動物」です。
ですので自分の体内時計だけが頼り。集団生活をする犬とは違い「朝だよ~」と起こしてくれる人もいません。野良猫なんかでも、決まった時間にゴミ捨て場に現れたりしますよね。
「どの時間に」「どこに行けば」餌にありつけるのかを正確に把握するために時間に正確になったのかもしれませんね。
我が家のさとみといい、
時間に正確=食べていくタメに必要な能力
なのかもしれません。
肉食だから?
体内時計の仕組みはタンパク質の増減によるものです。
雑食である人間と違って、ネコは肉食動物。毎日定期的にタンパク質を摂取しているネコは体内時計が正確になりやすいのかもしれませんね。
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実ははっきりとはわかっていない
調べた結果なんですが、猫を対象としたきちんとした研究は行われていないため、猫の時間の正確さを証明する科学的根拠はないんですよね^^:
ですが、1976年に、猫を閉じ込める実験では、5秒と20秒ではその違いを区別していた。つまり、少なくとも時間の長さは認識している、ということですね。
絶対時間に正確だって
研究結果こそないものの、ネットなどでは多くの方が「ネコは時間に正確」と感じているようでした。ネコが時間に正確なのは、「効率よく餌を得るための能力」なのかもしれませんね。
私たちもネコに負けず、規則正しい生活を心がけたいものですね。