ぽけ~・・・
いつもそうやって窓から外眺めてるけど、猫ってどこまで見えてるの?
動かないものはあんまり見えてないよ。
そうなの?目大きいから人間より良いのかと思ってた。
とりあえずお前はどんなに近くにいてもモザイクがかかって見える。
・・・。
今日は私たちの見えてる世界の話だよ。
人間と違う?猫の目から見える世界
大きくて可愛い私たちの目。この目から見る景色は、人間のそれとは違うんだよ。最後には私たち猫の目から見える世界を飼い主さん達に画像で紹介してあげるね。
猫の視力
私たち猫は狩りの習性を持つ立派なハンター。だから人間なんかより視力はものすごく良いんだよ。目が悪かったら狩りなんて出来ないからね。
聞いて驚けにゃ。
なんと猫の視力は平均0.3もあるにゃ!!(しかも超近眼)
ふっふっふ。ビックリしたでしょ?
こんなに目が良いから、5.6めーとるくらいまではバッチリ見えるんだよね。頑張れば15~20めーとるくらいはぼんやりだけど見えちゃうんだよ。
逆に、近くの物はちょっと見えづらいんだけどね。
つまり、よく見えるところで、1m~6mくらいが私たちのハンティングゾーンっていうこと。
だから狩りをするときはこのくらいの範囲に敵を捕らえておくの。
猫の視界
私たちの凄いところは視力だけじゃなくて、その視界の広さにもあるにゃ。
いんたーねっとで調べたら、人間の視界は210度くらい。でも、私たちの視界は280度もあるんだよ。
だから、後ろから敵が近づいてきても猫にはバレバレ。正面を向いたまま斜め後ろが見えてるからね。
それに比べて人間ときたら、私がそ~っと後ろに近づくと、振り返ってビックリしてるんだもん。あんなんじゃ後ろから敵に襲われたときにどうするつもりなんだろ。ホントに哀れな生き物だよね。
猫の色覚
そういえばこの間、飼い主(くそはげ)が「ねえねえ、おじさんには赤い帽子と青い帽子、どっちが似合うかな?」なんて言ってたけど、なんの話なんだろ?
飼い主が「赤」っていうもの、あれはどう見ても「灰色」だよね。人間って本当にバカだよね。青と緑は分かるんだけどねぇ。
っていうか、夜行性の猫に色の区別なんてそんなに必要ないからね。
え~っと、とりあえず人間は猫より視力あるんだけど・・・
でも視界は狭いんでしょ?あと器。
ま、まぁ・・・
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動かないものは見えづらい?
こんなに優秀な私たちの目なんだけど、止まっている獲物はちょっと見えづらいんだよね。
でも、かわりに「どうたいしりょく」っていうのは凄いんだよ。
例えば、人間が楽しんでる野球とかいうスポーツ。私たちからすればあんな遅い球を打てないなんて理解できない。テレビだってパラパラ漫画にしか見えないし、あれのなにが面白いんだろ。
私たち猫にボクシングでもさせたら、人間のぱんちなんて1つも当たらないにゃ。
2つが近くに寄ってたら1つにゃ
こんな風に
上の線みたく、2つのものが近くにあるとその境目がわかなんなくなっちゃうんだよね。下みたいに離れてれば離れているってわかるんだけどね。
暗くても大丈夫にゃ
私たちが夜行性で、暗くても周りが見えているのは知ってるでしょ?それは、「タペタム」っていう膜のおかげなんだよね。
これがあるおかげでわずかな光でもちゃんと集めて1.5倍にできて、暗くても行動できるの。暗くても人間の7倍くらいは見えてるんだから。
でも、全く光がないとさすがに見えないんだけどね。元の光がなければ1.5×0だから0にしかならない。あたしって、算数もできちゃうんだから。
飼い主より
猫は視力が悪い反面、ハンターとしての動体視力や視界は人間の遥か上にいっているみたいですね。
ちなみに、これは人間の見ている世界と猫の見ている世界の違いを比べた画像です↓(下が猫の見え方)
やはり全体的にぼやけていて、とりわけ赤い色は認識できません。しかし、視界の広さは人間以上と言うことがわかりますね。
今ではそんな風に見えませんが、猫はれっきとした狩猟動物。こうした視界の発達は獲物を効率敵に捕るためなんでしょうね。
でも、視力0.3って人間より・・・
シャッ!!(ぐしゃっ)
!!? あぁ~!!目、目がぁぁぁ~!!
これで視力も猫の勝ちにゃ。