アイタタタ…
あんた、ギックリ腰くらいで1週間も会社休んでんじゃないわよ
そうは言っても、腰痛くてコンビニ行くのもキツい…(´・ω・`)
ところで、猫って腰痛になったりしないの?
そりゃあ猫だって動物だもん。いろんな腰の病気になるにゃ
あーやっぱり。体が柔らかいからそういうの無縁なのかとおm…
オラァッ!!
い、痛い!なんで!?(ノД`)
なんとなく
触ると痛がる!嫌がる!腰を落として歩く!【症状から見る】猫の腰がおかしい時に可能性のある病気!
人間にも腰痛があるように、猫も腰を痛めたり、麻痺したり、抜かしたりとトラブルはあるもの。
急に立てなくなったり、鳴き声をあげてうずくまったり、腰を落として歩くとか変な歩き方をしたりしている時は、どこかおかしいのかも。
ここでは、猫の腰にまつわる病気をいくつか挙げてみるよ。
あたしは医者じゃないから、あくまで『参考』ね。情報の正確さには気を付けるけど、緊急の場合は出来るだけ早くお医者さんに正確な診断をしてもらってね
そもそも猫の腰骨ってどこ?
っていうか、猫ってどこからどこまで腰なの?
このへんね
(…すっごい雑…)
まぁ想像通りっていうかなんて言うか、人間と同じように、あばら骨が途切れたところからしっぽの付け根あたりが腰で、ここは腰骨1本で支えてる格好になる。
でも、『腰が痛そう』って言っても、実は直で腰骨に異常があるんじゃなくて、血管や神経、脊髄とか、他の何かが悪くて結果的に腰が立たなくなったりしていることもあるからね。
っていうことで、腰や歩行に影響のある病気を考えていくにゃ
椎間板ヘルニア
真っ先に浮かぶのはヘルニアだよね。
一般的には、関節の間にあるクッションが変形したり飛び出したりすることで、周りの神経や血管を圧迫しちゃう病気だよ。
症状としては、
・運動を嫌がる
・首から下が痛い
・前足、後ろ足の痛みや麻痺
・歩き方がおかしい
一口にヘルニアって言っても、原因は肥満だったり壁に思いっきりぶつかったりと様々。
ちなみに『ヘルニア』っていうと腰痛の椎間板ヘルニアを思い浮かべるかもしれないけど、これは体の組織や骨が本来あるべき場所からずれた状態を指すから、全身どこでも起こることなんだよね。
関節の間のクッションにしても、腰に限らず首や背中にもあるから、全身がヘルニア危険地帯とも言える。
でも、猫のヘルニアって稀なんだよね
そうなの?!
基本的に猫は体が柔らかいからほとんどならないし、なったとしても重症化して飼い主さんが気づくレベルにならないで自然に治ることが多いよ
猫伝染性腹膜炎
『コロナウイルス』っていう菌が原因で起こる病気。純血種の若い(1~3歳)仲間や、免疫力の落ちた老猫に比較的多いかな。
何も歩き方がおかしくなるだけが猫伝染性腹膜炎の症状じゃないんだけど。
化膿を伴った肉芽種が体のいろんな部分(脳や脊髄にも)に出来て四肢が麻痺したり腰がふらついたりすることもあるし、
タンパク質を含んだ漏出液がお腹や胸とかのあらゆる隙間に溜まって膨らむから、飼い主さんは『腫瘍?』なんて勘違いするかもね。
全身の血管の炎症なんかもあって、熱も出たりするし、元気も当然なくなる。
免疫がしっかりしてる元気なコならほとんど心配ない病気だけど、1度かかっちゃうと致死率ほぼ100%の怖い病気だよ
悪性腫瘍
簡単な話が『ガン』っていうことだね。
リンパ腫っていう腫瘍の発生が猫には多くて、これが脊髄周辺に出来たりすると、運動を嫌がったり、食欲が低下したり、ふらつきが出たりする。
腫瘍(しこり)が見たり触ったりして発見できることもあるから、もし見つけたらそれが悪性なのか放っておいて良いものなのか急いでお医者さんに見て貰った方が良いみたい。
もちろん、腰だけじゃなくて足やお腹など、いろんなところの神経を痛めてくる。あくまで腰や歩き方がおかしいのはその一環っていうことね
大動脈血栓塞栓症
中高齢の仲間、それにアビシニアン・ラグドール・バーマン・メインクーン・アメリカンショートヘアなんかがかかりやすいって言われてる病気。(もちろん、どんなコでも可能性はあるけど)
大動脈血栓塞栓なんて言うと難しく聞こえるかもしれないけど、要するに血管が詰まっちゃうこと。
多くの場合(7~9割)、心臓で出来た血栓が腹部大動脈の分岐部分(猫の後ろ足にかけての血管)で詰まることが多いから、結果的に後ろ足や腰に異常が現れることが多い。
もちろん、血栓が前足に向かっている血管で詰まれば前足が異常になるし、脳に向かう血管が詰まれば最悪の事態もある。
ただ、猫の血管の構造上、後ろ足にかけての血管が詰まることが多い、っていうことね。
症状として、
・後ろ足が麻痺して動かなくなったり
・激しい痛みで鳴いたりうずくまったり
・呼吸が荒くなったり
・触られるのを嫌がる
・血が行かないから足が冷たい
・動く足より肉球の色が悪い
要するに血が行っていない状態だから、放っておけば紫になってきて、足が壊死しちゃうこともあるよ。
症状が疑わしいときは病院に行って、発症から時間が早ければ詰まりを解消するだけで血流が回復できるよ
線維軟骨塞栓症
椎間板などを構成してる結合組織と、軟骨の中間にあたる線維軟骨が、何らかの原因で脊髄の血管内に入り込み閉塞を起こしている状態。
さっきと同じような、血管が詰まっているイメージだよね。
これも四肢に向かって脊髄や腰の周辺で起こりやすい。
ただし、さっきの病気と違うのは『痛みはあまりない』っていうところ。
だから、触っても怒らないかもね。
片足だけに出ることも多くて、麻痺や腫れ、発熱を伴うことも。
症状が軽いときは、発症したタイミングが1番重傷で、その後自然に治っていくこともあるけど、重度だったり麻痺が長時間続くと後遺症が残ることもある
骨折・脱臼
直前にどこかに派手にぶつけていたり、高い所からのジャンプをミスったり、交通事故にあったり…
特に外出先から帰ってきたら急に…なんていうときは大けがしたのかもね。
・動きたがらない
・触ると部分的に熱い
・かばうような歩き方をする
・腫れている
猫はしなやかなイメージがあるから骨折や脱臼とは無縁に思えるかもしれないけど、意外と多いんだよね。
しかも、なるべく隠そうとするから、気がつかずに骨が変形してくっついちゃうこともあるよ。
骨にショックがあるほどの衝撃を受けたのなら、腰以外にも内出血とか起きてる可能性もあるからね
スポンサーリンク
猫の腰、病気の疑いがあるときは
一口に『腰がおかしい』って言っても、可能性がありすぎるくらいあるんだね
そういうこと。しかも、結局見た感じでは分からないでしょ?
確かに…素人判断は無理に近いね
軽傷ならまだしも、中には放っておくと手遅れになったり、麻痺が残る事もあるから、何はともあれ病院しかないよ
これに尽きるかな。
人間と違ってどれだけ痛いかなんて言わないし、猫はなるべく『隠す生き物』だからね。
それでも声を上げて痛がるようならただ事じゃないって思った方が良いよ。
何かあって、もし『一生歩けない』なんて事になったら飼い主さんもやりきれないだろうから、とにかく獣医さんに診せて欲しいな。
検査にかかる費用
「治療」ってなると病気によって数万円~数十万円とバラバラだけど、とりあえず検査!ってなったら、まずはレントゲンやCT。
レントゲンなら、だいたい3000~1万円くらいかな?
CTだともっと高くなって2万5千円~5万円と、病院によってもバラツキがある。
『お金が心配…』っていう場合は、予算の範囲内で受けられる検査だけにするとかも相談できるだろうから、とにかく行くだけ行ってみることかな。
そこで分からなければ、さらにMRI(5万円以上)とかになると思う。後は見つかった病気次第かな
腰への負担を考える
自宅で出来る対処法としては、とにかく楽に安静にすることくらい。
ベッドをフカフカの負担の少ないものにするとか、高い場所からジャンプさせないようにするとかね。
予防、っていう意味では、肥満に注意かな。
猫はこう見えて結構腰に負担かかってるから、普段から気を付けてあげることで腰痛予防になるよ。
まぁ、既に腰に異常があったらジャンプはおろか、歩きたがらないだろうけど
腰痛サプリメントもある
もちろん病院に行くことが前提で、猫の関節炎や腰痛に効くサプリメントもあるよ。
でも、これらの商品はあくまで関節炎や関節痛の補助サプリだから、獣医さんに相談した上で与えるかどうか決めてね。
何度もしつこいようだけど、根本的には病院行って、ただの関節痛とかだったら→サプリみたいな感じね
飼い主より
私事ですけど、腰が痛くてしばらく立てなくなりました。
猫もこんな思いをすることがあるかと思うと、腰痛には気を付けてあげたいですね。
それどころか、猫が目に見えて腰を痛がるようなら、人間よりも重傷なケースが多そうだなと感じました。
病院での検査は高いですが、猫ちゃんの一生に関わる可能性がある以上、腹をくくって連れて行くのが良さそうです。
ペット保険、入っておきましょうね^^;
よーし、腰も治ったから、明日からまた仕事行かなきゃね( ・∀・)!
あ、じゃぁおやつ買ってきて。今すぐ
…あ、ちょっとまだ腰が…
オラァッ!!
破打ァッ!!`;:゙;`;・(゚ε゚ )
治った?
はい…(´;ω;`)