猫にとって避けることが難しい病気、【腎不全】
腎臓病は不治の病っていう上に、発見された時には、ステージが進行していることも多くて、
飼い主さんは
『なんでもっと早く気づいてあげられなかったんだろう…』
『何もしてあげられない…』
って、苦しんでいる猫を見ているしか出来ないから、辛いよね。
どうもこんにちは、猫のさとみにゃ
飼い主です
今回は、
1・猫が腎臓病になったら、あと何年くらい生きられるの?
2・飼い主さんが自宅でできることは?
っていう2本立てにゃ
飼っている猫が腎臓病っていう診断をされて、パニックになる・焦る・いてもたってもいられない…そんな気持ちはわかるけど、
ここでしっかり残りの寿命の目安と、自分にも出来る事を読んで、少しでも仲間が健やかに過ごせるようにしてほしいな。
今日はシリアスだね(´・ω・`)
人猫ごとじゃないからね。それに、飼い主さんにも出来る事はあるよ、って知って欲しいにゃ
腎臓病になったら、寿命はどのくらい?
まず最初に聞いて欲しいのは、腎不全が発覚するのは、大抵がステージ3~末期にかけてなの。
それが普通。
『早期発見できれば』
『どうして気がついてあげられなかったんだろう』
って自分を責めるかもしれないけど、それは違うよ。
私たち猫は、飼い主さんを恨んでるわけじゃないし、飼い主さんのせいで病気になったワケじゃない。
だから、そんなに自分を責めないで、これから出来る事に目を向けてあげてほしいにゃ
余命の判断は難しい
腎不全って判断されたら、余命はどのくらいになるものなの?
それがねぇ、これって、一概に『〇年が目安!』って言える事じゃないんだよね。
って言うのも、同じ腎臓病だとしても、
- ステージ
- 病気の進行速度
- そのコの年齢
- 性格
- 体力
- 品種
- 環境
- 治療
本当にいろんな要因があって、獣医さんでも、正確に余命を判断することは難しいの。
早いうちに運良く発覚すれば、しっかり病気と付き合って天寿を全うする猫もいるくらいだからね。
寿命がわかるときは…
人間でもそうだけど、最期が近くなればなるほど、余命はハッキリしてくる。
だから、獣医さんも腎不全が末期に入っていれば、残りの時間を出せることがあるよ。
例えば、末期になったら、
病気の進行が比較的遅いお年寄り猫は1年くらい
逆に、若い子は半年くらい
みたいに。
特に、若いコは腎臓病に限らず、病気にかかると進行も早い傾向にあるから、寿命は縮みがちかもね。
寿命がわかるっていうときは、それだけ最期の時が近づいてる証拠にもなっちゃうみたい…
でも、余命がハッキリしたとしても、獣医さんがキレイに予想を外すケースはたくさんあるから、諦めないでね。
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長生きしてほしい…飼い主にできることはある?
腎臓病っていうのは、確実に下り坂なの。
今現在、その下りに向かう階段を上りにすることは出来ないけど、
階段を緩やかに、そして、一段一段の幅を広くしてあげられることは出来る。
多くの場合、腎不全の仲間に出来る事は、ほとんど獣医さんでやるか、獣医さんの指導でやることだよね。(皮下点滴とかね)
他に出来る事ってないのかな?飼い主さんたちきっと、自宅でも、出来るだけ良い環境にしてあげたいだろうからさ
うん。理屈で言えば、人工透析や、腎臓移植、なんていう方法もあるけど、経済的な負担や実現性を考えたら、それは選択肢に入れられないのが通常だよね
それどころか、費用や通院の問題で、病院に連れて行くことも難しいことだってあると思う。
そういう飼い主さんでも、家で、自分たちの手で出来る事はないかな?って探してくれるのは、本当に嬉しいにゃ
ムリに延命させるのは本当に良いこと?
末期の尿毒症や、他の病気の併発、
フラフラになって、水も飲めない
ご飯は流動食をチューブで
そんな状態を見かねて、
安楽死っていう選択肢や、通院をやめて、自宅での療養、様々な選択肢を迫られることになると思う。
『もう楽にさせた方が良いのかな…』
『まだ、生きたいかな…』
きっと、苦しむ仲間と同じくらい、飼い主さんたちも、苦しいよね。
こればかりは、あたしにもわからない。
そのコに聞いてみないとね。
簡単に
『最期まで、ギリギリまで通院で頑張ろう!』とも言えないし
『早く楽になったら良いにゃ』とも、もちろん言えない。
でも、それは、違う生き物である以上は仕方の無いことだよね。
わからないものは、わからない。
なら、自己満足で良いから、飼い主さんは猫の為になるって思う選択肢を精一杯考えてみるしかない。
どんな方向で決めたとしても、飼い主さんが私たち猫のことを一生懸命考えてくれたっていう、
その事実だけは、確かなことだからね。
どんなに頑張っても、いつか、別れは来るもの。
私たち猫も、飼い主さんも、辛い時間になっちゃうのなら、
『なにもしない』っていうのも、1つの立派な選択肢にもなるって、思う。
もちろん、それは末期の手に負えない状態でのことで、腎不全初期~中期くらいの、まだまだ長生きできる可能性がある、長生きして欲しいっていううちは、全力で、元気に生きていく事を考えるにゃ。
お家で飼い主さんが出来ることには、以下のような事があるよ
ストレスを与えない
猫にとってストレスは大きな体調悪化の原因になる。
ストレスの要因はたくさんあるけど、
騒音や、寝床の質、トイレの場所、遊べる時は遊んであげるなどなど…
それに、さっき言った『皮下点滴』も、病院に行くこと自体がストレスになっちゃうコには良い方法だね。
水をたくさん飲んでもらう
腎不全においてコワイのは、脱水症状。
水はいつでも、必要以上に、飲めるところに置いておいて、
水分をしっかり摂っているかは、こまめにチェックしてあげてね。
獣医さんを手当たり次第に尋ねる
意外と(?)大事になるのが、獣医さんの選択。
1人の獣医さんに頼りっぱなしになるのはオススメしないよ。
なんでかって言うと、
獣医さんによっては、腎臓病の猫を見て
『自宅療法で大丈夫です』って言う人もいれば、
『すぐに通院治療にしましょう』って言う人もいる。
そして、関わる獣医さんによって、寿命が倍になったりする、っていうのは、実際にある話なんだよね。
さっきも言ったように、腎不全って診断された猫の寿命も、適切な治療も、それぞれにあったものがあって、獣医さんでも判断が難しいところなの。
例えば、同じ通院療法でも、病院が平気なコもいれば、通うこと自体ストレスになるコもいるでしょ?
だから、いろんな要素を判断して決定するんだよね。
『この猫は、そう長くはありません』って言われても、
違う病院では『大丈夫!一緒に頑張りましょう!』っていう先生もいる。
それほど動物病院ってムラがあるんだよね。
猫は一緒に連れて行かなくても良いから、1つの病院で診断結果が出たら、それを持っていろんな動物病院をまわったほうがいいにゃ。
もちろん、昔から通っていて、その猫の性格や体力を把握出来ているなら、ムリに変えることでも無いんだけど。
選択肢が増えるっていうのは、悪いことじゃないにゃ
ごはんやおやつに気を付ける
もちろんだけど、元気にご飯を食べられるうちから、腎臓に気を遣ったものを与えてね。
フードの選び方なんだけど簡単にポイントを挙げると
- 低タンパク(動物性)
- オメガ3脂肪酸を含む
- リン、ナトリウム少なめ
もちろん、それ向きのご飯があるから、切り替えてあげてね。
市販でお店にも売ってるにゃ
自己判断でフードを決めない
『腎不全サポートのご飯だから、これで大丈夫』なんて、決めつけちゃダメだよ。
何度もしつこく言うけど、フードも治療法も、病気の進行具合やそのコの体調によって。
フードを決めるときは、獣医さんに聞いてみて、意見を貰ったほうが安心。
よかれと思ってやったことが、逆に腎臓にさらに負担を与えるかも知れないからね
おやつはあげても良い?
おやつについてなんだけど、理屈で言ったら、もちろんあげないほうが良い。
サプリメントとかならまだしも、市販のおやつは禁止にしたいところにゃ。
でも、
実は、全くあげないっていうのも問題で、今まで室内飼いでおやつを楽しみにしていたような猫にとって、完全におやつを禁止されると、逆に大きなストレスになる可能性もある。
体のケアも大事だけど、今度は心がケア出来ていないことになっちゃうね。
『なんで、おやつ、くれないんだろ…』
なんて感じていたら、飼い主さんも苦しいよね。
でも、やっぱり市販のおやつは与えるだけ良くないから、
どうしたらいい?
ってところだよね。
今度は、腎不全の仲間でも、腎臓の機能のサポートになる、おやつサプリメントを紹介するにゃ。
長くなっちゃうから、また別のページでね。
『おやつはあげたいけど、体調も守ってあげたい』っていう優しい飼い主さんは、このまま続けてこっちの記事も読んでね↓
…(今回、ほとんど喋ってない(´;ω;`))